肉眼で破折線や歯の分離が確認できる場合は困難はありませんが、そうでない場合は破折の診断は慎重に行う必要があります。当院でも歯の破折ではないかと来院された患者さんの半数は破折以外に原因がありました。
通常の歯科的診査の他、必要に応じて染色してマイクロスコープで観察したりCT撮影をすることもあります。
最近はマイクロスコープ、CTで診査すればすべて判ると思われている患者さんもおられますが,あくまでも診断上の一つのツールにすぎないので臨床経過と併せて総合的に診査診断することが必要です。場合によっては数ヶ月経過を見ることもあります。
|